山が待っている。

「流産」という山から、わが子を腕に抱いて下山できました。どんな山も無事に下山できるように。ひとつひとつをクリアする過程を書いていきます。

33w1d&33w2d 切迫早産入院1日目&2日目

◆33w1d 入院1日目

夫には仕事に向かってもらい、母親に連絡。必要なものがわかり次第、連絡することにして病室へ。

問診&説明を受けた後、入院着(パジャマ)に着替えて早速点滴開始。

「リトドリン」という張り止めの薬を2A(これは2倍という意味?)、1時間に30mlずつ投与していくとのこと。これからは24時間、この点滴と一緒に過ごすことになる。

点滴は流産した時に、病室で回復のために打ってもらって以来、人生2回目。けっこう太めの針だそうで、なかなか痛い。腕を置く位置によってはズキズキ痛んだりして、「そのうち馴染むのかしら」と思うばかり。

血が少し逆流?してチューブの中に溜まっているのを見ても、大丈夫!?とドキドキ。いちいち不安なことばかり。試行錯誤の末、血を戻す?ことに成功。看護師さんに聞いたところ、気にしなくていいよという風だった。

夜中には点滴の機械の充電がうまくされず(トイレの度に電源を外すので、おそらく戻す時に差し込みが甘かった)大きな音が鳴ったり、薬液が切れて音が鳴ったりと、初日は点滴に翻弄された日だった(笑)

ひとまずの荷物として、両親にペットボトルの水4リットル分、コップ、歯磨きセット、タオル3枚、ビニール袋数枚を持ってきてもらう。

今日1日でNSTのモニターチェックは2回。

食事も美味しくいただき(夜食にケーキまで出てびっくり!)、あっという間の1日。

夜までに必要そうなものをひと通り考え、夫にお願いをした。

 

◆33w2d 入院2日目

今日で、だいたいの1日の流れをつかむことができた。

8:00   朝食

9:30  検温&血圧検査、モニターチェック、問診

12:00  昼食

13:00頃  温タオルとおしぼりタオル配布

16:00  モニターチェック

18:00  夕食

19:30頃  夜食

21:00  モニターチェックorドップラー検査

時間があるなぁと感じるのは、昼食後と夕食後。でも、夜中にあまりよく眠れないので、うとうとしていると、いつの間にか夜になっている感じ。

体調は、リトドリンの副作用で、動悸・手の震え・体のほてりが出てきた。

動悸と手の震えは我慢できる範囲だけれど、ほてりが強くて汗がダラダラ。もともと汗をよくかくほうなので、部屋が暑いのかと思っていたけれど、面会に来てくれた母親曰く「そうでもないよ」と。看護師さんに伝えると、副作用とのことで、アイスノンを貸してもらう。これだけで全然違う!

ところで、今いる部屋は「回復室」と言って、仮の部屋?のよう。ここでひとまず様子を見て、入院申請書を提出すれば、入院用の病室に移れるみたい。

特に今の場所で不便は感じていないけれど、説明してくれた看護師さんの様子だと移った方がよさそう。

書類はもともと提出する予定だったけれど、ベッド代の差額が〜などと書いてあってよく分かからなかった。つまり、この回復室との差額ということのよう。

どちらにせよ移るなら早い方がいいかなということで、書類は後日提出することにして、明日の朝移してもらうことに。

 

夫の用意してくれた荷物は、朝のうちに実家に届けてもらい、さらにそれを両親に届けてもらった。お願いしていたものが、すべてきれいにパッキングされていて感激。

夜にポーチを開けると、頼んでいないお菓子と手紙が。それを見た瞬間、笑いと涙がこみ上げて、

この人と一緒にいられて本当によかった。

この人との子どもを今私は守ろうとしているんだ。

と、気持ち新たにがんばろうと思えた夜だった。