山が待っている。

「流産」という山から、わが子を腕に抱いて下山できました。どんな山も無事に下山できるように。ひとつひとつをクリアする過程を書いていきます。

完全ミルクに切り替えて

完全ミルク育児は、「離乳食のスタート」これをきっかけにして始めることにしました。

 

今思えば、もっと早く切り替えてもよかったと思います。ただ、ボロボロになったものの、なんとか根性で「やりきった」というスッキリ感は残ったので、結果オーライということにしています。

私がもともと体育会系の資質があるので余計そう感じるだけで、客観的に考えれば、もっと早く決断していれば、もっと明るい授乳生活があったと思います。不安定であったために周りにもたくさん迷惑をかけてしまったし…。

 

幸い、息子はミルクが大好きだったので、完全ミルクにすることに本人の抵抗感はなく、スムーズに移行しました。一気に全部飲み干したあと、しばらく空の哺乳瓶を吸っていたくらいです(笑)

 

母乳を吸わせる時間や回数を減らす代わりに、ミルクの量や回数を増やし、なるべくトラブルの起きないように気をつけました。断乳用のハーブティーも飲みました。私の体にも大きな問題なく移行できました。

 

ミルクにしてからは、毎日が信じられないくらい明るくなりました。それは、なぜもっと早く決められなかったんだろう、と思うくらいでした。

「ミルクは大変」と言われることのひとつに哺乳瓶の消毒や荷物の多さのことがありますが、それもなんのその。慣れてしまえば毎日のこと、荷物も子どもがいればもともと多くなるので、あまり気になりませんでした。

 

とにかく、毎日自分の胸をチェックしながら不安を感じる必要がなくなったこと、愛情に満ちた気持ちで授乳ができるようになったことがすべてでした。

 

そして、一歳で保育園に通うようになり、離乳食もよく食べてくれ、牛乳をコップで飲めるようになっていたので、ミルクも卒業することにしました。これまた親(主に私)が感傷に浸っているのにもおかまいなく、スムーズに哺乳瓶とバイバイしてくれました。

 

授乳については嵐のように過ぎ去った一年間でしたが、今となっては、これもまたこれからに繋がる出来事だった…のかも…と思います。

 

早く生まれてきた息子は、今や「大きいね」と言われるくらいすくすくと育ってくれ、大きな病気もなく毎日元気に遊び回っています。

 

もし、完全ミルクにしたいけどどうしよう…と毎日迷われている方がいらっしゃったら。

大丈夫ですよ、とお伝えできたらと思い、書いてみました。

目に留めていただけることを願って。