山が待っている。

「流産」という山から、わが子を腕に抱いて下山できました。どんな山も無事に下山できるように。ひとつひとつをクリアする過程を書いていきます。

31w5d 切迫早産。寝たきりの成果は…

5日間トータルで、起き上がっていた時間は15時間ほど。火曜日からは、毎日21時間くらいは横になっていました。

心なしか、お腹が上がってきたように感じられ(これは夫にも言われたので、感じていたのは私だけではなかったようです)、期待して病院に向かいました。

 

まず、NSTの検査。ひたすらお腹の子の心拍音を聞きながら30分、これが張りを表す線かしら…などと、機械から出てくる用紙を見つめて過ごしました。胎動が激しくなると、心拍も乱高下していたので、少し心配になりましたが、無事終了。この30分の間に、強めの張りが2回あったようです。が、自覚していたのは1回だけでした。

 

続いて先生の診察へ。すっかり前回の説明に惚れてしまった私達は、受付で副院長先生をご指名させていただきました。今日も歯切れがよく分かりやすい説明、かつこちらの質問もしっかり聞いてくださる先生に大満足の診察でした。これから出産まで、この先生に診ていただきながらがんばりたい!と心に決めたのでした(勝手にですが)。

赤ちゃんの成長に関しては、前回の体重が1655g、今回が1794gで、いたって順調とのことでした。

そして内診台へ。ドキドキしながらモニターを見ていると…「変わらないね。」

ネットで検索していると、寝たきり生活やウテメリン点滴の成果で子宮頚管が長くなっている方が結構いらっしゃったので、期待していたのですが…。変わらずでした。あのお腹が上がった感じは気のせいか…?

先生曰く、一度短くなった頚管長は長くはならない(あっても誤差の範囲)から、あとはいかにキープできるかが勝負だとのことでした。私の場合、前回と変わらない長さでいられたので、まずはオーケーということだそう。子宮口もまだ閉じているし、早産マーカーもマイナス(この早産マーカーというものの存在を今日初めて知りました。プラスだと早産傾向がかなり高いとのこと)ということで、自宅で張りをコントロールしながら、まずは34週を目指します。そして、そこからさらに36週を目標にしようということでした。

ただ、赤ちゃんは下がってきていると。「トイレ近いでしょう?」と、ずばり。

…油断ならないということですね。

 

とはいえ、家での過ごし方は、お腹が張らなければもう少し起きていてもよいということでした。むしろ、寝たきりより少しは動いた方がよいとのお話。妊婦さんは、じっと横になっていると脚に血栓ができやすく、それが肺に影響することもあるからだそうです。いわゆるエコノミー症候群ですね。横になるときは、右か左を下にして脚を動かしながら、というアドバイスをいただきました。

 

明日から少しは仕事に行けるかな?などと甘いことを考えていましたが、自宅で残った仕事を少しずつ進めて、メールで詰めることとします。どうやら、このまま産休に入ることになりそうです。

 

でも、もちろん今一番大切なのは、このお腹の子。私みたいなタイプが母になるには、潔く我が子を選べるようになることが重要。きっと、その練習でもあるのですね。