山が待っている。

「流産」という山から、わが子を腕に抱いて下山できました。どんな山も無事に下山できるように。ひとつひとつをクリアする過程を書いていきます。

35w2d 切迫早産入院15日目 謎の腹痛

明け方の4時頃、腹痛で目が覚めた。

来たか、前駆陣痛!と思いながら耐えるも、なんだかちょっと違う雰囲気。

お腹を触ると、おへその下にしこりのようなものが。これが痛いような気がする。

痛みは、便秘の時の痛みと同じかんじだった。

そういえば、もう3日出ていない。

入院してからこんなに出なかったのは初めて。

 

検温の時に、3日出ていないことと腹痛を伝えてお薬(センナリド12mg×2錠)をもらって飲んだ。

でも、本来は夜飲んで朝に出すための薬らしく、効いてくるのは夜だって。

長い戦いになりそうだ〜。

お腹のしこりは、位置も変わるし便じゃないかと勝手に思っているけれど、こわいから状況が変わらなかったら看護師さんに相談してみよう。

 

今、部屋は人数が増えて3人で使っている。3人でトイレひとつというのは…便秘の人間にとってみると不都合が多い。籠るわけにいかないものね。

 

午後のモニター(結構張った。でもそれどころではない。)の時に、やはりかなり痛みが強いので、看護師さんに伝えて先生に診てもらった。

前に張りの相談をしたけれど「それは張りじゃないね」と言ってた先生だ…。

お腹のしこりは、赤ちゃんの手や足だそう。痛いながら押されてみたら移動したので、間違いないとのこと。

一瞬、看護師さんから「筋腫」という言葉が出てドキッとしたけれど、今まで一度も言われたことがない。それで突然できるということは考えにくいということで、上記のような判断に。

でも、腹痛については謎。

便秘か聞いたけれど「分からない」そう。

 

もう少しで、薬を飲んでから10時間経つ。

やっぱり便秘だったねと解決しますように…。

 

35w0d&35w1d 切迫早産入院14日目&15日目

◆35w0d 切迫早産入院14日目  点滴流量アップ

今日で35週に突入!

正産期の37週まで2週間。長く感じる2週間です。

 

今日はいい天気で気分も良いけれど、なんとなくお腹が張る回数が多いような…。

昨日はたくさんおしゃべりしたので、今日はDVDでも見ながらゆっくり過ごそうと思っていた午後。(『岳』を観て、ちょっと興奮していたかも。やけに暑かった。)

30分のモニターで、大きな張りが1回、小さな張りが3回…。ちょっと多い。

早速、先生へ結果を見ていただいたようで、看護師さんから「流量を少しだけ上げようって。35にするね。」とのお話。

結果、2A30ml→2A35mlとなりました…。

そして、今週中は点滴を続けるとのこと。今日が火曜日だから…あと5日は続くということだけれど、こちらは想定内。

むしろ、来週の火曜日で36週なので、もうどうせならそこまでしていただいても、と個人的には考えていたので。

あわせて、明日、診察を受けることに。

赤ちゃんが大きくなっているといいな。

早く、もう出てきても大丈夫!というところまでいきたいものです。

 

時折「そんなに生まれたいなら、もういいか!」という気持ちになりかけて、首を横に振る。

たとえば、やたらお腹が張ったり、色つきのどろっとしたおりものがあると、「もう…出てきてしまうのでは…」とハラハラする。

その時はその時なのだけど、できれば少しでもお腹の中で大きくなってほしいものね。

辛抱辛抱。

 

次に点滴を抜くときは、せめて2段階くらいには分けて抜いてほしいと明日お願いしてみようかな。

 

おや、気のせいか35にしたら、お腹が楽になってきたような…。

 

◆35w1d 切迫早産入院15日目

昨夜は5回もトイレに行ってしまった。

その度に、お腹が張っている感じがしていた。

久しぶりに安眠できなかった感じ…。

今日はゆっくりデーの予定だから、ウトウトしながら過ごそう。

 

1番のお気に入りの朝食メニューを食し(パン食の時、いつもはバターがないのに、水曜日はバターをたっぷり使ったクロワッサンが出る)、診察へ。

 

◇診察結果

・赤ちゃんの大きさ 2300g
今生まれてもほぼ大丈夫。時折、過呼吸とか、呼吸がうまくいかないことはあるけど、ほぼ10ヶ月と変わりないから。もちろん10ヶ月入ったほうがいいけどね。(先生談)
この病院でお産可能。

 

・子宮頸管長 14.6mm
誤差ではあると思うけど、伸びた!
もっと短くなってるかと思いましたって言ったら、短いけどね!とつっこまれた(笑)

 

・子宮口
開いてはいないが、柔らかくなりつつある。
相変わらず頭は下がっているから、トイレが近いのは仕方ない。

 

◇今後の予定

9日(日)の朝まで点滴をして、朝に抜く!
点滴量は変えずに一気抜き!

一回くらい減らさないですか?とお願いしたけど、「意味ないから」とのこと。
まぁ、もうどうせ抜いちゃうんだしね。男気抜きだね。
そして、1日様子を見て月曜日の午前中に退院。

 

◇その他

こないだ点滴を抜いた日の張りは陣痛につながるものなのかと聞いてみたけれど、何とも言えないと。そうなることもあるし、そうならないこともある。危なかったけど、分からない。

今回も、もしかしたら点滴を抜く前に破水するかもしれないし、点滴を抜いた途端にお産になるかもしれない。一旦収まって、帰れるかもしれない。

こればかりはもう、起こったことに対応するしかない。

 

それから、日曜日に点滴をやめることについて。
やはり、赤ちゃんへの副作用(先生は心臓って言っていた)は少なからずあるらしいから、先生もあんまり長くはやりたくないそう。

特に、もう34週は越えているし、時期としては外していい時期なのだと。
もしかしたら、私が36週までは…と呟いていたのを看護師さんが伝えてくれたのかもしれない。診察室に入ってすぐに説明があった。

早産の理由は、感染症とかも可能性としてあるから、その場合はあんまり繫ぎ止めすぎるのも良くないだろうとのこと。

 

私もだいぶ自分から色々と聞けるようになって、先生は詳しく説明してくださるので、なんだかすっきりした。

そうなんだな。もう、本当になるようにしかならないんだなと、そう思った。

そうしたら、楽になった。

「その時」に向けて、覚悟だけしておこう。

 

34w5d&34w6d 切迫早産入院12日目&13日目

◆34w5d 切迫早産入院12日目  涙のわけ

 昨夜はLINEで夫にも優しくできなかった。

前向きに励ましてくれる言葉が、分かってくれていないように感じられてしまって…(もちろんそんなことはないのも、わかってるよ)。

でも結局、「赤ちゃんが僕たち二人を強くしようと鍛えてくれてると思う」と言ってくれた言葉がすごく響いて、少し前向きな感じで眠りにつけた。

たくさん泣いたからか、ぐっすり眠れた。

 

入院生活をそこまで辛いと思っていないのに、あんなに泣けたのはなぜだろう?と今日は考えている。

理性的には、昨日も書いた通り、病院のほうが安心だということも重々承知なのに。

そして結局のところ、イメージと期待が膨らみすぎだったという結論に達した。

夫の勤務時間が面会時間と相性が悪く(しかも忙しい)、なかなか会うことができない。電話もできないから声も聞けない。

でも、退院すれば、私は寝たきりだとしても「いってらっしゃい」も「おかえり」も言える。仕事の話も聞ける。「ビール飲みすぎだよ」なんてことも言える。

彼と同じ時間を過ごすことができる。

そう、鮮やかにイメージしすぎたんだな。

 

思えば、涙が流れるのは家族の顔を想像した時だけなのだ。

点滴針の痛みだって我慢できる。

点滴の副作用だって我慢できる。

1週間浴びられないシャワーだって、ずっと横になっていて1日が終わっていくことの虚しさだって、我慢できる。

でも、夫や両親の顔を想像するとだめだ。

勝手に涙が流れてきてしまう。

 

…これ、上の子がいたら、相当辛いだろうな。

隣の方は、今日上のお子さんの運動会だそう。見に行きたかったって。本当にそうだと思う。だって本人の身体は元気なんだもんね。

 

今回の切迫早産の原因は、私が主に仕事でペースを落とさなかったこと、お腹の張りに気付けなかったこと、動けるだろうと慎重にならなかったことにあるのかもしれない。

初期は流産のこともあって、慎重にしていたのに、いつの間にか大丈夫になっていた。

本当に気の早い話だけれど、もしそうだとしたら、次に妊娠できたら同じ轍は踏まない。

別に原因があるとしても、十分に気をつけるつもり。

 

今も動けていたら、こんなにお腹の赤ちゃんについて、妊娠した自分の身体について、じっくり考えることもなかったかもしれないな。

お腹の子が「お母さん、ちょっと立ち止まって考えてみて」って言っている時間なのかもしれない。

 

◆34w6d 切迫早産入院13日目  パワーチャージの日

昨夜から今朝にかけて、おりものに鮮血が混じっている。

もちろん、即、ドップラーをしにきてくれた看護師さんに報告。今朝ももう一回伝えてみた。

土曜日に内診があったので、内診出血ではないかというのが昨夜の看護師さんの見立てだけれど、先生にも念のため伝えてくれるという。

「お、おしるし!?」とびっくりして、昨晩はまた不安にかられていた。

 私は不安になると、すぐさま手元のスマホで調べてしまう。

夫に出血の報告をしていたら、調べまくっていることは、もちろん夫にもばれていて、

「oyoneの状況はoyoneにしかわからないんだよ。そこには書いてないよ。」

と。

本当に気づかされることばかり。いろんなケースを学ぶことはできても、今私に起こっていることは、ここには書いていない。その通りだ。

 

今日は、お義母さんからもラインが来た。

ゆうべ夫が「弟も早産で生まれた」という話をしてくれて、詳細を聞いてくれたみたい。

予定日よりも2ヶ月早く生まれた弟は、今は身長180cm以上、筋肉がしっかりついて引き締まった立派な大人だ。もうすぐ3児の父。

すごく勇気が出る話だった。

飛行機を使う距離だから遠いけれど、気持ちは近くで応援してるから!と言ってくれた。

 

友人からの励ましのメールもある。

叔母たちからも連絡をもらった。

 

それなのに、私はもう!

鬱々としていて嫌だ。

こんなにみんなが支えてくれているのに、私が強くならないでどうする!

私はとにかくベストを尽くすことだ(と言っても横になるだけだけど)。

その上で起こることは、受け止めるしかない。

その修行だと思おう。

この期間を乗り越えて、強く明るい母になりたい。

そして、この子には、男の子だし、夫みたいな気持ちいい子に育ってほしいと、つくづく思う。

 

この先どうなるか未知の世界だけど、過ぎてしまえば笑えるはずだよね。

 

今日は1週間ぶりに夫が面会に来てくれた。仕事の合間を縫って、1時間、2時間と2回も。今週は忙しくなりそうだから、次に会えるのはまた1週間後かな。

でも、その分ゆーっくりといろいろ話せた。

会える時間が楽しみで仕方ない病室デートは、今しかない。

いい思い出になりそうだ。

 

母も今日はゆっくり1時間滞在してくれた。

こないだは泣いてしまって、ほとんど話ができなかったけれど、今回は明るく前向きに色々な話ができた。

夫には数日分の食事も届けてくれた。

 

本当に、ありがとう。

パワーチャージ完了です!これから出産まで、前向きにがんばるね。

 

 

34w4d  切迫早産入院11日目 退院延期

いよいよ点滴を抜いて、内服薬に切り替える。

寝る前に、流産した時の自分のブログを読みながら、色々と思い起こしていたら、今のこの状況は幸せに向かっているのだというイメージが湧いてきた。

強く気持ちを持たなければいけないなと、勇気すら湧いてきた気がする。

それでもやっぱり朝はドキドキ。なんとなくそわそわしていたけれど。

 

もう一つ気になるのが、昨夜、水っぽいおりものが出たこと。

その場でナースコールをすればよかったのに、しなかったために、長い時間心配することになった。夫には「せっかく病院にいる意味がないよ」と叱られた。本当に、その通り。

なんでぱっと聞けないのだろう。

以前、母親学級で助産師さんが、「何か異変があったときは考えずにまず電話!」と話していたのが頭をよぎる。今、ここから、その精神でこの子を守らなければ。

 

さて、診察の結果。
・昨日のおりものは破水ではない。
・子宮頸管長…10mm!
・赤ちゃんの頭は変わらず下りている。
・かぶれがあるので、消毒用の塗り薬を出してもらう。
・子宮口は閉じている。

 

先生は、

「悪い変化はないよ。もともと子宮頸管長は短いからね。赤ちゃんの頭も下りてきているけど、お腹の張りさえなければ生まれないからね。退院して大丈夫だよ。」

とのこと。

ここまでくると、もう頚管長とか、赤ちゃんの位置とか、そういうことよりも、いかに張りをコントロールできるかにかかっていると、そんな印象を受けた。

信頼している先生の言葉はやっぱり心強い。すぐにでも退院OKというかんじだったけれど、心配なので、お願いして明日までは入院させてもらうことになった。

 

その後のモニター検査は、30分で3回の張りがあった。富士山級の張りはなし。北岳(日本二番目に高い山)くらい。


看護師さん&助産師さんからは、こんな言葉をいただいた。

「張るかなーと思ってると張るからね。気持ちも大事だよ。」
「点滴とってるからね、張るのは一つの当然の反応だからね。」
「せっかく入院してるから、あまりに張ったり、お腹が痛くなったら発信してね。また点滴にしてもらえるように先生にお願いもできるし、モニターで確認もできるし。まだ油断しちゃだめだよ。」 

こちらも、とっても心強い。

気持ちを強く持って、慎重に。

 

ところで、今日は新月

新月の日には、願い事が叶うらしい。

出産と月には大きな関係があるようだから、私も願い事をすることにした。

「完了形で書く」と良いということで、その通りに手帳に願い事を書いてみた。

すると、なんだかだんだんと気持ちが明るくなってくる。本当にそうなるんだ!という気持ちになった。

そのあと、義母とラインをしていて、そこでも「強く気持ちを持ってれば、なんでも思い通りよ(笑)がんばって!」と言ってもらい、そんな気がしてきた。

 

夕方のモニターは、30分できれいに4回張った。でも腹痛もないし、大丈夫だろうと思っていた。

17:00頃、母が面会に来てくれた。少し話し始めたその時に…「こちらです」という声がして、カーテンが開くと先生が。

「張りが多いね。点滴を1週間やり直そう。まだ産まれちゃうと早すぎるから。来週になったら、張っても取るよ。」

と。

えええ!退院延期!?

「はい」

と返事するのが早いか、早速点滴が用意されて、また24時間点滴の身となった。

 

点滴を打たれている間、つーっと涙が流れた。そのあとも、母の前で泣いてしまった。静かに泣いたつもりだけど、数日前から移ってきた隣の人には分かっちゃっただろうな。

しばらく、なぜか涙が止まらなかった。

 

家にいたところで寝たきりのつもりだったし、病院のほうが安心なのも分かっている。赤ちゃんが今生まれてきてしまう方が一大事だ。しかも、たったの1週間。

ぜーんぶ分かっているのに。

入院生活は言うほど過酷ではない。

 

それなのに、この涙はなんだろう。

「家」って、「家族」って、すごいものなんだな。

 

長い1日だった。なんだか今日は疲れた。

夜のモニターは、皮肉にも点滴のおかげか、まったく張らなかった。

 

34w2d&34w3d 切迫早産入院9日目&10日目

◆34w2d 切迫早産入院9日目  病院食

ゆうべは寝るまでは張りが頻繁だったものの、トイレには2回しか起きずに眠れた。

相変わらずリトドリンの副作用でほてりがあるので、それをうまくコントロールできれば、よく眠れるような気がする。

寝る直前までは扇風機を回して、その間アイスノンは冷凍庫へ。寝る直前に扇風機を切ってアイスノンに切り替えることにしたら、だいぶ眠れるようになった。

色々慣れるもので、おもしろい。

 

「うちのお味噌でお味噌汁作りたい…。」と、ふと思うことが増えた。

病院の食事は美味しい。

栄養のバランスも見るからに良いし、和洋中と飽きないようにバリエーションも豊富だし、量もしっかりある。塩分なども計算されているだろうに、物足りなさを感じない。

間食をしたくならないのに驚いたくらい。栄養バランスが良いと、身体も満足するのかなと思いながら過ごしていた。

こんなふうな食事を家でも出したいと、献立表と毎食の写真は欠かさずに撮っている。

くじけそうな気持ちを励ますためか(?)週に1・2回は特別料理のような豪華な食事になったりするのもうれしい。

それでも、だんだんと味気ないような気がする日が増えてきたのが不思議だ。

総合病院の食事はもっと管理的だというから、贅沢な話なのだけど。

上げ膳据え膳でこんなに美味しい食事をいただけて有り難い…という気持ちとの狭間で、なんとか今のところ全て完食している。

 家を離れてみると、「うちの味」なんてまだまだない気がしていたけれど、少しずつそういうものも出来ていたのかなと感じて、それがちょっと嬉しい。

 

両親学級に参加した時のテキストを再読し始めた。

点滴を外すこととかを考えたら、お産はそう遠くない可能性もあるなと…。

「まだだよー」という声かけと一緒に、私はお産のイメージトレーニングを始めたくて。

でも、やっぱり初めてのことって不安や緊張が大きいな。そのためのイメトレだけど、よしこい!って心境はまだまだ先にある気がする。

 

◆34w3d 切迫早産入院10日目  陣痛に向けて準備

夜中、点滴の機械がピーピーと鳴り響いて起きた。途中に空気が入りすぎて流れが滞っていた様子。その後しばらくは眠れなかったものの、1:30くらいからはぐっすりだった。

思えば初日も点滴の機械が鳴ったけれど、あの時に比べたら、だいぶ扱いにも慣れた。何時頃点滴がなくなりそうかも、予測がつくようになったし。

でも、明日には、この点滴ともお別れ。今の私はそれで頭がいっぱい。

 

シーツ交換の方から、明日退院かと尋ねられた。え!それはまだ早いような…。点滴を抜いてちょっと様子見たら退院なのかな。でも、さすがにこわいよ。

もう少し病院にいて、2日くらいは様子を見たいとお願いしてみよう。

幸い、ベッドは空いていそうだし…。

 

「陣痛きたかも」という陣痛アプリ(陣痛間隔をカウントしてくれるアプリ)をインストール。

家族のラインを登録できるようになっていて、私が陣痛開始ボタンを押すと自動でそれが伝わるという優れもの。

さらに、電話番号を登録しておけば、ワンタッチで電話がかけられ、陣痛間隔をあらかじめ設定しておけば、その間隔になった時に、病院などへの連絡も促してくれる。

どれくらい余裕がなくなるのか想像もつかないけど、「備えあれば憂いなし」ということで!

試しに使ってみたけれど、単純で使いやすいかんじだった。

続けて、マタニティタクシーにも登録。

うちは車を持っていないので、いつ陣痛がきてもいいようにした。実家にいれば車はあるけれど、なんとなく身内の運転でないほうがよい気がして…。

車が出払っているときのために、市内の2社に登録しておいた。1社は自宅と実家の両方の住所を登録してもらえた。

あとは、家に帰って入院準備を整えればオーケーかな。

 

午後のモニターは3回張った。そのうちの2回は胎動がすごくて、それにつられて。

それにしてもよく動く!男の子だし、元気なのはすごーくうれしいけれど、なんと今日は、モニターのお腹に当てている機械を私が手で支えて心拍をとった。

検査の間の30分でも右から左へ移動したりする。モニターを当ててもらうとき、皆さんが「今日はどこかなー」と言うようになってきた(笑)

 

「明日は点滴取るのよね」という話になり、「ちょっとこわいですね」と答えると、今日の看護師さんは「張りは増えるとは思うけどね、意外とそのあと大丈夫になるよ」と言ってくださった。

もう、それを信じよう。

ひと通り不安がって、ひとまず「結局生まれるかどうかは赤ちゃんのみぞ知る。なるようになるか。」と思えるようになってきた。

張りは増えるけれど、出産まではまだまだ。

明日は、そのイメージで臨もう。

 

34w0d&34w1d 切迫早産入院7日目&8日目

◆34w0d 切迫早産入院7日目  お金のこと

第一目標の34週に入った。

これでひとまず肺機能が、ほぼ完成時期。

次の目標は36週かな?

今日も、午前中も午後も、張りは1回だけで順調な様子。ちょっとお腹が軽くなった気がする。ただ、夜になるとやはり張る回数が増える。

明日の診察の時に張らなければ良いのだけど…。

 

書類を送付してもらうために、保険会社に連絡をした。

「切迫早産での入院」だと伝えると、「最終的には診断書などを見て、保険金が下りるか判断しますが、まず審査のための切迫早産用?の書類を送ります」とのこと。

女性特約もつけているし、同じ保険に入っている方のブログだと、保険が下りたと書かれていることがほとんどなので、下りると信じて待とう。

加えて、現在、高額医療制度を利用すべく、「限度額認定証」の発行を申請中。

健康(国民)保険に加入している70歳未満の人は、申請した場合に適用される。(※申請しないと出ません!)

退院までに限度額認定証を提出できれば、入院費から保険料が差し引かれて支払いとなる。もし間に合わなければ、後日申請をして返ってくるという仕組みのよう。

できれば窓口で払う金額が少なくなるといいなーと思うので、書類が間に合うことを祈りつつ…。

こちらは入院翌日に申請するくらいでもいいと思った。特に、私の場合は月末の入院で、限度額認定証は申請月を遡れないので…。もうちょい早く手をつけておけばよかったなー。

書類が届くのに1週間くらいかかるそうで、ギリギリ退院に間に合わないかもしれない!

 

こうやって、お金の心配を少なくできるというのは大きい。

テレビCMでも流れているけれど、お金の心配をしなくていいから入院生活に集中できることって、やっぱりあると思う。

しっかり医療保険に入っていた過去の自分に感謝です(まだ下りるか決まってないけれど)。

 

 

◆34w1d 切迫早産入院8日目

トイレに一回しか起きず、よく眠れた。入院までの時期も合わせて、こんなにぐっすり寝たかんじがするのは久しぶりかもしれない。

 

朝から診察。内診はせずに、経腹エコーと問診のみ。

赤ちゃんは2200g。前回と変わらないけど、これは誤差かな?週数から考えると、ちょうどいいくらいの大きさだそう。

それから、頭がすでに骨盤のあたりまで下がっているので、早く産まれる可能性が高いとのこと。

そういえば最近、やけにお腹の下の方がピキッと痛くなったり、横向きで寝ていると股関節がはずれそうになる感覚があったりした。こういうことか…。納得。

とはいえ、目標を聞いたら、「もてばもつだけいいよ」と。できる限りお腹の中にいてくれるよう、私も安静生活がんばろう。

お腹の張りがだいぶ落ち着いてきたので、点滴は金曜日まで、土曜日に抜いて内服薬に切り替えることになった。

「一気に抜くんですか?」と、不安げな私に、「徐々に濃度を下げていって抜くってこともあるんだけどね。今回はそんなに強い濃度で使ってるわけじゃないからね。」とのお返事。

不安は大いにあるけれど、もう、先生を信じるしかない!という気持ちでいることにした。

部屋に帰る途中、看護師さんに「よくがんばってるね。点滴抜くのが不安っていう方もたしかにいるけど、うまくいってお家に帰れれば一番いいもんね。」と、優しい言葉をかけてもらって、不覚にも涙が。

そんな、私なんてまだ1週間しか入院していないし、快適な環境で過ごさせてもらっているし、辛いうちに入らないのに。

でも、最近は出産後、自由に動き回れることを想像して、その日が待ち遠しくなってきたのも事実。

 

午後、1週間ぶりのシャワー!

点滴を刺し直すために一時抜いて、その間になるべく短時間で浴びる。

イスを用意してくれたおかげで、だいぶ楽に入ることができた。

おそらく入浴後のドライヤーもあわせて20分弱くらい。とにかく長居しないように!との指令だったので、頭を重点的に洗うことは決めていた。身体は拭けるけれど、頭はホットタオルをもってしても、なかなか難しいので。

おかげですーっきり!頭が軽くなった。

でも、こんなに点滴を抜いて歩き回ることが不安だとは…。すっかり点滴に頼りきり。

その後のモニター検査では、久しぶりに2回張った。シャワーの疲れかな?という話をしたけれど、ほんの30分くらいで張るようでは、土曜日が心配だ。

今度、点滴は左腕を休ませるために右腕にしてもらった。

利き腕に点滴をすると不便なのか、ちょっとした実験。

 

母が洗濯物を回収しに面会に来てくれた。

子どもの名前の話になり、なんだか恥ずかしくてはっきりは言えなかったけれど、結局、検討中の名前を伝えた。

「最近あんまりいないし、いいんじゃない?」と、まずまずの反応。

もう少し考えるつもりだけど、親の反応が悪くないのに、ホッと一安心。

 

夜はよくお腹が張った。どんな姿勢がよいのかも見つけにくく、大変だった。

痛くはないのだけど…張りに敏感になっている分、心配も増える。

 

 

14w〜29wの記録

間が空いていた分を、この入院中に書き加えています。

日付はなるべく、そのことがあった日に合わせて、出産までのことをできる限り残そうと思っています。

出産後、製本できたらいいな。

 

書いたもの

・6/22  母親学級

・5/28  戌の日参り

・8/20  性別判明