山が待っている。

「流産」という山から、わが子を腕に抱いて下山できました。どんな山も無事に下山できるように。ひとつひとつをクリアする過程を書いていきます。

妊活について知らなかった4つのこと

流産後の1カ月ほどは、特に流産や妊娠のことで頭がいっぱいで、関連本を何冊か読みました。情報を詰め込むことで「次も妊娠できる」と思いたくて、そう思っていないと不安や悲しみに飲み込まれそうだったのかもしれません。

 

その時に読んだ1冊が『あなたが33歳を過ぎて妊娠できない44の理由』。

これまでに約3万人の不妊女性を診察してきた桜井明弘先生の著書です。妊娠できる人とそうでない人の違いをずっと考えていて、その結果、「生活習慣」に行きついたそう。

最終的には「生活を整えること」が結論ではあるのですが、具体的に書かれたことを参考にするだけでも心の支えになる日もある気がします。

先生は「正しい情報を知ることで、妊娠しやすい体をまずはつくっていただきたい」と書いています。そして、整った生活が「妊娠・出産後にも必須」とも。

たしかに、生活を整える指針となる、参考になる項目が並んでいます。

 

今回は、その中で「知らなかった」という発見が4つあったので、それをまとめます。

 

1:イソフラボンの摂り過ぎはNG

大豆に多く含まれるイソフラボン。女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをすることでよく知られています。

エストロゲン

・妊娠しやすい体をつくる

・骨を丈夫にする

・張りのある肌や自律神経を整える

といった働きのある、女性にとっては心強いものです。

イソフラボンを摂取しすぎると脳が「エストロゲンは十分足りているな」と勘違いして、排卵しなくなる可能性があるのだそう。

1日に70~75mgまでの摂取が良いそうで、例えば納豆1パックに含まれるイソフラボンは37mgとのこと。

あくまで摂り過ぎた場合なので、気にしすぎる必要はないと思いますが、知らなかったな。納豆大好きだから、食べ過ぎには気をつけることにします。

 

2:肉にはヘム鉄が多く含まれる。

ヘム鉄は、非ヘム鉄(野菜の鉄分はこれ)に比べて5~10倍の吸収率があるらしい。

鉄分不足は卵子の質を下げるそうなので、しっかり摂りたいと思っています。

そういえば、長距離を走る弟が「ヘム鉄」にこだわってサプリメントを選んでいたけれど、こういうことだったんだと今になって分かりました。

 

3:週3日以上午前1:00以降の就寝で流産率が1.63倍

中国で1800人を対象とした調査にもとづくデータだそう。

「ひとつの数字」ではありますが、流産をした私自身の生活リズムを省みると無視はできないなと思うところもあります。

 

4:温泉での禁忌症から「初期・後期の妊娠」が平成26年に削除

なんとなく不安だったけれど、また妊娠できたら、きっと産む前に温泉に行きたくなるだろうと予想しているので…。安心しました^^

 

いずれも私が個人的に知らなかったことです。

これからの生活の参考にしようと思っています。