山が待っている。

「流産」という山から、わが子を腕に抱いて下山できました。どんな山も無事に下山できるように。ひとつひとつをクリアする過程を書いていきます。

12w6d〜13w1d 妊娠中の国内旅行 2泊3日

GW!ということで、旅行に行ってきました。

2回目の診察の頃、ホテルの予約などの関係もあり、病院で旅行に行っても良いか確認はとっていました。先生の返事は「体調が悪くなければ全然問題ないよ」というもの。
私たちにしては短め(いつもは連休まるまる使って1週間くらい旅をします)の二泊三日、それほど時間がかからずに行ける国内に決めました。
先生の言葉もあり、体調と相談しながらではありましたが、安心して旅行を楽しめました。
いつもは登山を間に挟んだり、移動距離が長い旅をしたりするのが私たちの定番なので、一ヶ所に拠点を構えてゆったりする旅は新鮮で、濃いものになりました。

少しでも旅行を迷っている方の参考になればと思い、格日の簡単なスケジュールと歩数を書いておこうと思います。

○1日目(歩数:21,124歩)
新幹線&電車3時間半で仙台へ移動
松島まで移動(電車30分程)
松島徒歩散策2時間(途中で昼食)
陸前小野駅で途中下車、石巻まで(電車30分程)
石巻徒歩散策3時間(途中で4回休憩)
石巻から仙台まで移動(電車1時間)
ホテルで休憩(1時間)→夕食
ホテル

○2日目(歩数:14,376歩)
11:00までホテルでゆっくり
昼食の後、コボスタジアムで野球観戦(風が強くやや寒い3時間)
夕食
ホテル

○3日目(歩数:17,069歩)
11:00までホテルでゆっくり
仙台市内徒歩散策(1時間半)
昼食
仙台市内徒歩散策(1時間半)
電車移動(座って30分程)
空港徒歩散策(1時間)
電車移動(座って30分程)
お土産など買い物(徒歩1時間半)
新幹線&電車3時間半で帰宅

いつもよりも気をつけたことは、こまめに座れる休憩をとること。これは、公園のベンチでも、お店に入って食事でもお茶でも。1時間を超えて歩き続けていると、だんだんとお腹が苦しくなるような感覚がありました。そこで、すぐに休憩をとる、というそんなかんじでした。
それから、想像以上に気温が低く、ニットは持って行っていたものの、カイロも買いました。風邪をひかないように暖かく。

一番歩いた初日は、石巻日和山にも階段の避難路で上まで登りました。丘というくらいのものですが、ゆっくりゆっくりと。
休み休みでも、自分の足で震災から5年経った現地を見ることができてよかったと思っています。

どなたにも、というわけではありません。体調や体力に不安がある場合は、旅行よりも身体を優先するほうがよいのは勿論のことです。私も、流産の経験がある上、安定期に入る前の旅行に不安がまったくなかったと言えば嘘になります。前回、出血があった日は、よく歩いた日でしたから。

でも、無理はしないと決めて行った旅行は想像以上によいものでした。夫とゆっくりできる時間を過ごせてよかったですし、体調と相談しながら無理をしない旅行というものを経験することができました。
二泊三日でこんなに満足できるものなんだなと分かったのも収穫でした。

妊娠していない時とはまた違う感覚が、旅行によって味わえた三日間でした。