山が待っている。

「流産」という山から、わが子を腕に抱いて下山できました。どんな山も無事に下山できるように。ひとつひとつをクリアする過程を書いていきます。

8w3d 1回目の出血・3日目

前日の夕方から出血がだいぶ落ち着いていたので、出勤することにした。
もともとこの日は、心拍が確認できたら上司に妊娠報告をしようと思っていた日だった。この日は部署内で出勤する人数が少なかったのもあり、長い時間席を外しても、あまり怪しまれないで報告できるかなと思っていたのもあった。

なるべく浮かれないようにして報告しなければ!なんて考えていたのに、状況が状況のため、「出血があり、万が一の時にはご迷惑をおかけするかもしれませんので、そのためにも早めに報告させていただきました」と伝えることになってしまった。
上司は満面の笑みで喜んでくれたのに、一緒に喜びきれない自分がいるのが少し悲しかった。

このまま出血が止まるように…と、祈るようにトイレに向かう。変な力を入れながらトイレを済ませるクセが早くもついている気がした。

次の日に念のため診察を受けに行こうかとも考えていたので、引き継ぎがしやすいように仕事を片付けて帰宅。帰ってからはずっと横になっていた。
ここでもやっぱり妊娠初期の出血を調べてしまう。でもすでに、昨日読んだ内容ばかり。情報を頭に入れ過ぎて、少し混乱していたかも。