山が待っている。

「流産」という山から、わが子を腕に抱いて下山できました。どんな山も無事に下山できるように。ひとつひとつをクリアする過程を書いていきます。

手書きの基礎体温表で身体と向き合う

基礎体温自体はつけ始めてから早3年。
始めたきっかけは、不正出血でした。なんとなく体に変なことが起こっていたら嫌だなと思い、体調を知るには基礎体温かしら?と始めたのでした。
半年前くらいまでは、グラフ化することもせず、基礎体温計のモニターに出る大雑把なグラフで判断していました。
一応、二層に分かれてるから大丈夫かな、くらいのかんじで。

そこから、数値を入れると勝手にグラフ化してくれるアプリに記録するようになり、前回の妊娠時は、そのアプリのグラフをもとに色々と考えていました。

そして今回、手書き基礎体温表を書いてみることにしました。
流産のこともあり、長いスパンでグラフが見たかったのですが、そうするとどうしても横長になってアプリのグラフは見にくかったので…。

テルモの表を使っていますが、書き方のレクチャーも親切で、流産後の体温を一気に書くことができました。
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↑ちなみに、少しツルツルした紙ですがフリクションもOK。

少し時間はかかりますが、しっかり自分の身体と向き合っている感じがします。

そして、気づいたのは、自分が思っているほど身体が回復していなかった、ということ。
想像以上にグラフはガタガタで、もっときれいに分かれているはずの体温がお世辞にも二層には見えない。
かろうじて生理の日が分かっているから、「ここから下がっている」と見えるものの、ぱっと見ではとても分かる状態ではありませんでした。
自分の手で打点して、それを線で結ぶごとに出来上がるグラフ。
そして、徐々に現状を受け入れる自分。
色々と今月は悶々としていましたが、これなら仕方ないなと、なんだか急に肩の力が抜けました。

それからもうひとつ気づいたことは、0.5度のなんと大きなことか。グラフがぐんっと上下します。改めて体温計のすごさもそうですが、女性の身体の神秘を感じることとなりました。

意外と難しくないですし、一気に長い期間を俯瞰したい方にはおすすめです。
体温計に記録機能が付いていて、少し溜めてから書けるというのも良いのかもしれません。