山が待っている。

「流産」という山から、わが子を腕に抱いて下山できました。どんな山も無事に下山できるように。ひとつひとつをクリアする過程を書いていきます。

流産後の妊娠 両親への報告

職場の話と前後しましたが、私の両親には診察を受けたその足で、直接実家へ向かい妊娠を伝えました。
母親は「今から行ってもいい?」としか言わない私の電話に「もしや…」と思っていたようです。前の週に両親と食事をして、そのときはノンアルコールで乾杯したのもバレなかったと思っていたのですが(確定するまでは秘密にしておきたかった)。
さすが母の勘は鋭い!

何が何だかよくわからないエコー写真を見ながら、次はきっと大丈夫と、色々な話をしました。喜ぶ両親の顔を見て、今度は絶対に会わせてあげたい!と強く思いました。

また流産という結果になったら2人を悲しませてしまうし心配をかけることになるので、まだ伝えるのは早いかなと迷いました。前回の妊娠中に「流産になったとしても伝えていてよかった」と思ったはずなのに、流産後の妊娠の不安は想像以上でした。
それでもやはり、妊娠が確実なものであれば、なるべく早く伝えることを選びました。万が一流産になったとして、それを両親に隠し通すという選択肢がなかったからです。
前回は夫はもちろん両親のサポートのおかげで乗り越えられたと思っているので、今回も甘えさせてもらうことにしました。

帰り道にはお土産をもらって少し重くなった私のバッグを持って、母が駅まで送ってくれました。それがなんだかくすぐったくて嬉しかった。
駅では仕事帰りの夫が待っていて、母に「今度こそ」と伝えているのを見て、本当にそうだなと思いました。

夫の両親には、次回の診察後に伝えようかと話しています。