山が待っている。

「流産」という山から、わが子を腕に抱いて下山できました。どんな山も無事に下山できるように。ひとつひとつをクリアする過程を書いていきます。

6週目 胎芽の大きさについての不安

先生からは順調だということを聞いた気がするのですが…それが確かなことだったか不安になった昨夜。
何があったのかというと、本に書かれた胎芽の大きさと病院で聞いた数値が大きく違っていたのを見つけてしまったのです。

『初めての妊娠出産 安心マタニティブック』という本を買って、早速夫と読んでいたところ、6週目の胎芽の大きさは5〜7㎜と書かれていました。でも、この子の大きさは1〜2㎜というお話でした。いただいたエコー写真にも「D=1.3㎜」の文字。
…これ、大丈夫なんだろうか。

夫はすぐに不安になった私の表情を見て、「個人差があるものなんだから。なんでも本の通りにはいかないよ。」と、言ってくれました。
本を読むまでは大きさのことなんか頭になく、どちらかというと不安よりも今回は大丈夫だ!という気持ちの方が強くなっていたのに、急にまた不安が大きくなりました。

夫は無駄に調べたりしないようにと言って仕事に出かけたけれど、家事がひと段落すると悶々として。
結局、前回の妊娠で買った雑誌や、前回のエコー写真を引っぱり出して、比較してしまいました。

前回のエコーは5週目のもので、胎芽ではなく胎嚢のサイズが測られていました。だからサイズが違うのねと、少しホッとする私。
でも、その後もインターネットでひとしきり検索。

6週目の胎芽としてはどうやら小さい。
先生の説明で卵黄嚢と言われていたものが大きい。
これがあんまり良くないサインだという人もいる。
ここまでが調査結果。2つ目と3つ目は調べたがゆえ、増えてしまった不安要素。

でも、
週数の修正はよくあること。
先生は母子手帳をもらってくるように言っていた。(おそらく大きな問題がないから)
毎日どんどん大きくなるから、次の診察では追いついているかもしれない。
と、こんなことも考えました。

私がこんなに大きさなどを気にする理由は、前回のように流産にならないかが不安だから。
でも、それは今の段階では何も分かりません。
それなのに勝手に都合の悪い情報を集めて不安になっているんじゃ、がんばって大きくなっている赤ちゃんに申し訳ない。
がんばれ、私!
赤ちゃんの生命力を信じよう!
と、なんとかそういう気持ちに持っていきたい。

結局、結論はそうなりました。
検索しても出てくるのは不安になるような情報がほとんど。
自分に都合よい情報を見つけても、信じられるかどうか…。
だったら、2週間、無理矢理にでも信じて待つほうが健康的ですね。

何か楽しいことを考えよう、というわけで、早速、明日の仕事帰りにマタニティダイアリーをつけるためのノートを買ってこようと決めました。
流産になる可能性を拭えなくて、なんとなく書くのを先延ばしにしていたけれど。
明日から書き始めることにしましょう。