山が待っている。

「流産」という山から、わが子を腕に抱いて下山できました。どんな山も無事に下山できるように。ひとつひとつをクリアする過程を書いていきます。

母子手帳

「次回までに母子手帳をもらっておいてくださいね」と言われていたものの、出血騒動で自信がなくなって、ずっと手続きを先延ばしにしていた。

結局、週末に検診、というところまで引っぱって受け取った。

 

母子手帳のほかに、

妊婦健診の補助券

副読本

食事指導の本

マタニティマークのキーホルダー

そのほか資料がたくさん

・・・と、すべてに目を通すのが大変なくらいの資料だった。

 

でも、うれしくてざっと全体に目を通す。週末に母子手帳ケースも買いに行こうかな、まだ早いかな、と、久々に妊婦らしくうきうき。

すぐに名前を書き込むように言われたけれど、なんだかもったいなくて、きれいなまま並べて置いておいた。

 

出血は茶色いおりものが一日に数回出るくらいに落ち着いていたので、結局仕事は休まなかった。とはいえ、デスクワーク中心なので、無理せずに過ごせていたと思う。念のため、ほとんどの日を帰宅してからは横になって過ごした。

ただ、夫にきちんと食事を出せないことや、妊娠のことばかり考えて生活がそれ一色になっていくのには、なんとなくすっきりしない感情があった。夕方からつわりらしい症状があるので、夜は早めに寝てしまう。夫はそれでいいと言ってくれるけれど、活動的な朝に夕飯の準備をしたらいいのかも、と、横になる毎日の中、生活を立て直したい気持ちも生まれていた。